タクシードライバーの新人研修について

タクシー会社に入社した社員は新人研修を受けます。
これからタクシードライバーになろうと思っている方の中には、「どんな研修なのかな?」
「研修って厳しくないのかな?」などと不安を感じているかもしれません。
そこで、タクシードライバーの新人研修の内容や期間、流れなどについて紹介します。

1 普通自動車二種免許の取得

タクシー会社によって異なりますが、入社後、「普通二種免許」を取得できる会社があり、会社で資格取得の費用を負担してくれることもありますので、事前に問い合わせてみてください。

2 講習

国土交通省がタクシー業務適正化特別措置法で規定した講習を受講します。
講習の内容は、「法令」、「安全」、「接遇」、「地理」の4科目を受けていただきます。講師は、タクシー協会の職員が、わかりやすく、丁寧に行います。
離島のタクシー会社では、指定されたタクシー会社の職員の方が講師となって行います。

3 運転者適性診断

独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)が行う交通事故防止のための研修を受けていただきます。
運転に自信がない人でも、適切なアドバイスがもらえるので、タクシー運転手になるのが不安という方でも安心です。

4 タクシー会社での実地研修

研修内容については、会社によってやや異なりますが、「接客」、「お客様の乗車から降車までの流れ」、「トラブル対応」、「日常点検方法」、「運転技術」などの研修を行います。研修期間は会社によって異なりますが、研修期間中も給与(日当等)はもらえます。 

5 その他

新人研修期間(日数)については、会社によってやや異なります。会社によっては、「ユニバーサルドライバー研修」、「観光ガイド研修」などスキルアップを目的とした研修を用意しているところもあります。